真如堂では真紅の紅葉が見事! 東山も一望できる穴場です

真如堂は哲学の小径から少しはずれ、白川通りを西へ入った小高い山肌にあるお寺です。



商売っ気のないお寺なのて、静かに紅葉を鑑賞したい方におすすめします。

真如堂の紅葉は深い深いボルドーです。落ち着いた色遣いがこのお寺が持つイメージにぴったりで、

私は大好きです。



お堂に入らなければ境内は無料で自由に歩けます。

でも、歴史も押さえておきましょう。

この辺りには珍しい比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。

982年に比叡山の戒算上人が建てました。正式名称は「真如堂極楽寺」。

極楽寺と名の付くお寺は数あれど、ここ真如堂こそ本物であるという意味です。

後に滋賀県にある苗鹿明神(のうかみょうじん)で見つけられた霊木を使って

慈覚大師が阿弥陀如来座像を造らせて日吉大社に奉納。その一部を大切に

保管され、唐の留学から帰国された後、わずか3cmの阿弥陀如来像を造り、

さまざまな不思議な歴史とお告げを経て、現在の真如堂の本尊になりました。

一千年の歴史を持つ境内には木質の三重塔があり、シンボルとなっています。

年季の入った木造の建物と真紅の紅葉のコントラストがそれは美しく、

ゆっくり座って燃えるような真っ赤な世界に浸ってみてください。

早朝や夕暮れ時がおすすめ! 境内から東側に出ると東山の紅葉が一望でき、

二倍の感動を味わえます。




■見頃　　　　 11月末～12月初旬　　
■鑑賞時間　自由　本堂　9:00～16:00(15:45受付終了)
■料金　　　　庭園は無料　お堂内の拝観は　大人500円　
■住所　　　　京都市左京区浄土寺真如町８２　
■アクセス　　阪急電車「河原町」駅・JR「京都」駅より市バス５系統・１７系統で「真如堂前」下車
　　　　　　　　京阪電車「出町柳」駅より１７系統、102チンチンバス系統、２０３系統で「真如堂前」下車
■駐車場　　　観光バスのみ駐車可

□雰囲気　★★★★☆
□混雑度　★☆☆☆☆
□穴場度　★☆☆☆☆　
□感動　　★★★★★

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